手の痺れが症状として現れる疾患の代表例として、
・脳卒中
・頚椎ヘルニアによる神経根症状
・抹消神経損傷(圧迫など)
・重度の糖尿病による末梢神経障害
などがあります。

痺れの原因究明、治療方法の選択のためにCTやMRIなどの検査が必要となります。
上記痺れの原因疾患を考えるときのポイントとして、「姿勢による変化があるかどうか」が重要だと思います。
基本的に脳卒中が原因の場合は、痺れが出て、座ると無くなるといったことは無いです。
一方神経の圧迫によるものであれば、首を反らしたり、傾けたり、腕を広げると悪化する。といった具合です。

もちろん一概には言えないですし、姿勢によって変わるから脳卒中ではないと言い切れるわけではありません。
検査など総合的に行った上で、それぞれの治療を行なっていきます。
脳卒中であれば、脳の損傷を出来る限り抑える。神経の圧迫であれば、圧迫を取り除ける姿勢や、負荷のかからない動きを獲得する。

理学療法士として、少しでも力になれればと思っています。

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック