脳卒中など脳の損傷が起こると、その部位に準じた機能障害が起こります。

しかし、その状態が続くのではなく、変化しながら回復していきます。これに大きく関わってくるのが、タイトルにある脳の可塑性(かそせい)です。

これまでの研究で、損傷部位の近隣の部位が損傷部位を代償するものと、脳全体で損傷部位の代償をするものがあるとわかっています。

また、ラットの研究では餌のみが与えられる環境と、餌に加えて遊具や数匹のラットがある環境では後者の方が神経細胞の樹状突起が多く枝分かれしたということもわかっています。これは回復過程におけるリハビリだけでなく趣味、外出、社会交流などの刺激が重要だということです。

脳卒中後遺症で外出が億劫になる方も多いかもしれませんが、少しでも外に出て外界と触れ合う機会が多くなれば脳は活性化します。

そのきっかけの一つとして、介護保険下での通所リハビリやデイサービスなどもあります。

当院では通所リハビリを行なっています。気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さい。

 

リハビリ担当 理学療法士

 

おくだ脳神経外科クリニック