脊椎は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、そして仙椎の計25個の骨が連なっています。

首の動き、例えば上を向くような姿勢をするときに頚椎のみが動いているかと思いがちですが、胸椎の運動も同時に起きています。もっと言えば腰椎もわずかながら運動は起こっています。

例えば上を向く時に、胸椎の可動性が乏しく、動きがほとんど出ていない場合はその分頚椎がたくさん動かなければならないということを意味します。

リハビリにこられている頚部痛の方の多くは、胸椎の動きが悪い方がほとんどです。胸椎の固さを頚椎でカバーしているために症状が出ている状態です。この場合、治療としては胸椎の可動性を向上させるストレッチ、トレーニングを行い頚椎への負担を減らしていくこと目指します。

 

リハビリ担当　理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック