首が痛い、肩こりがひどいなど経験されている方はたくさんいらっしゃると思います。

原因はその人によって様々です。日常生活で首の筋肉を酷使してしまって痛みが出る場合もありますし、交通事故などの外傷や椎間板ヘルニアなどいろいろな原因が考えられます。場合によっては頭まで痛くなってしまうことも…

脊柱(背骨)の中には脊髄(神経)が通っていますが、椎間板ヘルニアの場合はこの椎間板が脊髄の方向に飛び出してしまっている状態です。脊髄や脊髄から出る神経の枝を圧迫してしまい、首の痛みや手のしびれ、力が入りにくい、感覚が無いなどの症状が出てしまいます。

ただし、しびれがあるからと言って必ずしもヘルニアというわけではなく、首の筋肉が凝り固まってしまって神経の枝を圧迫している場合もあります。

 

ここで脊椎についてです。

脊椎は骨盤の仙椎から上に腰椎、胸椎、頚椎とつながっていきます。仙椎から頚椎までトータル25個の骨がつながって、曲げたりひねったりといった動きを作っています。当然、どこかの動きが悪かったり不安定だったりすると違う部分がかばうことによって目的の動きを達成するということになります。

このかばっている部分にストレスがかかり、結果として首の筋肉の酷使や椎間板ヘルニアにつながっていることが多いと思います。あくまで私見ではありますが。

実際首の痛みがあってこられる患者さんは、もともとお腹の筋肉が弱かったり、胸椎や胸郭の動きが悪かったりする方が多いです。そのため、リハビリでは首の痛みをとることと、弱い部分の強化・固い部分の柔軟性向上のトレーニングをしていくことも多いです。

もちろん一人ひとり原因は違うので一概には言えませんが、もし首の痛みや肩こりで悩んでおられるのであれば一度当院を受診してみてはいかがでしょうか?お力になれるかもしれません。

 

リハビリ担当 理学療法士

 

おくだ脳神経外科クリニック