以前ご紹介した3つの姿勢戦略(ストラテジー)の一つである足関節についてです。

足関節ストラテジーは3つのストラテジーの中で最も早く働きだす部分です。

電車で立っているときなど姿勢を崩さずにキープしているとき、皆さんの足首周りの筋肉が働いてバランスを保とうとしていることがわかると思います。

また、唯一地面と接しているため足部はこのバランスを保つときにとても重要な部分になります。

もちろん足首周りの筋力が弱っていると、バランスを保ちにくくなります。

 

ただし、足首周りの筋肉が強いだけではこの足関節ストラテジーは機能しません。

前述したとおり、床に唯一接しているのは足部です。足部には26個もの骨があり、地面の形状に合わせて形を変えることが可能となっています。その動きを生み出すのが靭帯であり、骨の間にある筋肉です。

前足部といって、足の前の部分は特に重要です。

皆さんは立っているとき足裏のどこに体重がかかっていますか?

かかとのほうに体重がかかっている方は、この前足部がうまく使えていないのかもしれません。体重がどこにかかっているかで姿勢も変わり、一定の部位ばかりに負荷がかかるということもあると思います。

 

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック