失行という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

失行は一般的に失語と同様、優位半球(左脳)の損傷で起こります。
失行には様々なものがありますが、運動麻痺や感覚障害がないにも関わらず今まで行っていた動作が出来なくなるという症状です。
歯ブラシを使って歯を磨く、服を着るといったことが出来なくなってしまいます。
運動麻痺など目立った症状が無いため、入院中には気づかれず退院してから発見されるということもあります。
このような症状に対してのリハビリもエビデンスが確立されているわけではないですが、その病状に応じ行為の誘導を行なったり、フィードバックを行い修正していくといった訓練を行なっていく必要があります。

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック