古くから人の運動発達は、遺伝的要素が強いのかもしくは、環境的要素が強いのかなどの議論がされてきていました。
現在はその両方が相互作用して運動学習が行われているということが有力となっています。

もちろん神経細胞も発達していきます。
40週の胎児の脳重量は380g程度、18歳で1400gまで増加します。
そして、この発達は神経の軸索にシュワン細胞が巻きつくことで信号の伝達速度が速くなります。生後からこの変化に応じて手足を動かせるようになっていくようです。
この樹状突起の変化を髄鞘化と言い、妊娠4ヶ月頃から思春期まで継続します。
運動学習において、この期間に様々な経験をしておくことは重要かもしれません。

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック