脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)では脳の障害された部位により様々な症状が出ます。
手の運動中枢が障害を受けると、手の症状が。言語の中枢が障害を受けると、言語の症状が出ます。

そして大半の方は症状が出た場合、救急病院に入院するかと思います。

脳の死滅してしまった細胞は基本的に再生はしないと言われていますが、その周辺の部位が死滅してしまった部位の代償をしてくれます。
脳卒中発症後早期からリハビリを行うのは、ベッドに長時間寝ていることによる筋力低下といった廃用症候群を防止するためでもありますが、この周辺の部位の代償が最も構築されやすい時期でもあるからです。

ただし、時間が経っているからといって回復しないわけではないです。
身体の使い方を少し変えることで楽に歩くことができることもあります。

理学療法士として少しでも力になれたらと思います。

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック