廃用症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
廃用症候群とは安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指します。
筋力低下、関節拘縮、認知機能低下など様々なものが含まれます。

入院などで1週間ベッド上の生活になっただけでもこの様なことは起こり得ます。

そのため、状態に応じて早期よりリハビリを行なっていくことが推奨されています。

23歳の男性を対象とした研究では、5日間のベッド上安静で3.5%、14日間で8.4%の大腿四頭筋の断面積低下があったとのことです。

たった5日間でです。

 

さらに高齢者であれば、元々の筋量が少ないので、ちょっと風邪で5日間ほど寝込んだ、外に出るのが億劫でほとんど家から出なくなったなどのことでも簡単に筋量が減っていってしまいます。

そうなってしまうと元々できていた買い物に行くのも大変になり、また外に出る意欲がなくなり…と負のスパイラルに陥ってしまいます。

ちょっとした運動習慣や心がけでこれらは予防することが可能です。

 

当院では介護保険下でのリハビリも行なっております。要支援、要介護認定を受けておられる方で少しでも不安があるのであれば、ご気軽にご相談ください。

 

リハビリ担当 理学療法士

おくだ脳神経外科クリニック