ヒトは立っているとき、バランスを保つための3つの姿勢戦略(ストラテジー)があります。

私たちは立っている状態を保っているとき、僅かではありますが重心が移動しています。
そして唯一床と接している部分は足の裏ですよね?
この両足裏の部分は支持基底面といって、この上に重心位置があることが立っている状態を維持できるということにつながります。

しかし、この支持基底面から重心が外れたときに倒れてしまうかといえばそうではありません。

この外れた重心を元の位置に戻そうとするのが姿勢戦略(ストラテジー)です。
第1に足首、そして第2に股関節、それでも制御できないときに第3のステッピング(足を踏み出す)ストラテジーが働きます。

紹介したうちのどれかが欠けると制御機構の1つを失うことになるので、バランスを保つのに不利になります。

歩くのがフラフラすると感じるのであれば、これらのどこかが弱いのかもしれません。

 

リハビリ担当 理学療法士

 

おくだ脳神経外科クリニック